天神橋筋六丁目駅近くのかもがわクリニックでは、掌蹠膿疱症による手のひら・足の裏の膿疱、皮むけ、赤み、痛みなどの診療に対応しています。掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に小さな膿疱や水ぶくれ、赤み、皮むけを繰り返す慢性の皮膚疾患です。
見た目が水虫や湿疹に似ていることもありますが、治療方針が異なるため、自己判断せず診断を受けることが大切です。保険診療を中心に、症状の経過や悪化因子を確認し、外用治療、必要に応じて光線療法などを含め、状態に応じた治療をご提案します。
要点まとめ
- 掌蹠膿疱症は、手のひら・足の裏に膿疱や皮むけを繰り返す慢性の皮膚疾患です。
- 水虫、湿疹、かぶれ、乾癬などと見分けることが重要です。
- 喫煙、扁桃炎や歯の炎症などの病巣感染、金属アレルギーなどが関わることがあります。
- 治療は外用治療を基本に、必要に応じて光線療法や内服治療を検討します。
掌蹠膿疱症とは
掌蹠膿疱症は、主に手のひらや足の裏に無菌性の膿疱が多発し、よくなったり悪くなったりを繰り返しながら慢性的に経過する病気です。膿疱に混じって小さな水ぶくれが出ることもあり、その後、かさぶたや皮むけを伴うことがあります。
初期にはかゆみを感じることがあり、経過の中で赤みや角質の厚み、ひび割れ、痛みが目立つこともあります。手足以外に、すねや膝などに皮疹が出ることもあります。
こんな症状でご相談ください
- 手のひらや足の裏に小さな膿疱や水ぶくれが繰り返し出る
- 手足の赤み、皮むけ、かさつき、ひび割れが治りにくい
- 水虫と思って市販薬を使っても改善しない
- 手足の症状に加えて、すねや膝にも赤みやぶつぶつが出る
- 胸の中央、鎖骨まわり、首、腰などに痛みがある
- 仕事や日常生活で、歩く・持つ・洗う動作がつらい
原因として考えられるもの
掌蹠膿疱症は、ひとつの原因だけで起こるとは限りません。喫煙、扁桃炎や副鼻腔炎、歯周病・歯の根の炎症などの病巣感染、歯科金属アレルギーなどが関与することがあります。
ただし、すべての患者さんで原因が特定できるわけではありません。原因が見つからない場合でも、症状を抑える治療を行いながら経過をみていきます。
検査・診断
掌蹠膿疱症は、水虫、接触皮膚炎、汗疱・異汗性湿疹、乾癬などと見分けることが重要です。特に足の裏の病変は水虫に似ることがあるため、必要に応じて白癬菌の有無を確認します。
症状や経過、喫煙歴、扁桃炎や歯科治療歴などを確認し、必要に応じて血液検査や耳鼻科・歯科での評価をご案内することがあります。金属アレルギーが疑われる場合には、パッチテストを検討します。
治療について
治療は、悪化因子の確認と対処を行いながら、皮膚症状を抑える方法を組み合わせて進めます。基本は外用治療で、症状が強い時期にはステロイド外用薬を中心に使用し、状態に応じて他の外用薬も検討します。
病変が頑固な場合や広がりがある場合には、光線療法を検討することがあります。かもがわクリニックでは、エキシマライト光線治療器を導入しており、掌蹠膿疱症や乾癬などの治療に使用しています。
症状が強い場合や長引く場合には、内服治療や注射治療が必要になることもあります。胸の中央や鎖骨まわりの痛みなど、骨や関節の症状を伴う場合には、必要に応じて他科連携をご案内することがあります。
受診をおすすめするケース
- 手のひら・足の裏の症状が何度もぶり返す
- 水虫治療で改善しない
- ひび割れや痛みで日常生活に支障がある
- 皮むけだけでなく膿疱や水ぶくれが出てくる
- 胸の中央、鎖骨、首、腰などの痛みを伴う
- 喫煙習慣があり、手足の症状が長引いている
- 歯やのど、鼻の不調を繰り返している
よくあるご質問
掌蹠膿疱症はうつりますか?
うつる病気ではありません。膿疱の中に細菌やカビが入っているわけではなく、他の人へ感染することはありません。ただし、ご自身でつぶしたり傷つけたりすると、二次感染を起こして腫れや痛みが強くなることがあります。
水虫との違いは何ですか?
足の裏の皮むけや赤みは水虫にも似ていますが、掌蹠膿疱症では膿疱や小さな水ぶくれを繰り返すことがあります。見た目だけでは区別しにくいこともあるため、必要に応じて検査を行います。
喫煙は関係しますか?
喫煙は掌蹠膿疱症の悪化因子のひとつとして考えられています。禁煙だけで必ず治るとは限りませんが、症状や全身の健康の面からも見直しがすすめられます。
歯科金属や歯の炎症が関係することはありますか?
あります。歯周病や歯の根の炎症、扁桃炎や副鼻腔炎などの病巣感染が関与することがあります。また、歯科金属アレルギーが疑われる場合には、パッチテストなどを検討します。
胸の中央が痛むのですが、関係がありますか?
掌蹠膿疱症では、胸骨や鎖骨まわりを中心に骨や関節の痛みを伴うことがあります。症状が強い場合や長引く場合は、皮膚症状だけでなく関節症状についてもご相談ください。
ずっと治らない病気ですか?
原因がはっきりする場合は、その治療で改善が期待できることがあります。原因が特定できない場合でも、外用治療や光線療法などで症状をコントロールしながら経過をみます。症状に合わせて無理なく治療を続けることが大切です。
