1-1.治し方は簡単な手術

形成外科では新卒のお医者さんはまず粉瘤の手術から習います。30-40年以上前から以下の2つの手術方法があります。それぞれ長所短所がありどちらがすぐれているというものではありません。所要時間は似たようなものです。医師に任せるのが一番です。

・紡錘形切開法

粉瘤の直上の皮膚を紡錘形に切開し、粉瘤を取り除いて、縫合する方法です。

長所:大きなサイズのものにも対応できます。完全に取り除ける可能性が高く、再発率も低くなります。

短所:粉瘤の直径分の長さの傷跡が残ります。

・くり抜き法

皮膚に丸い小さな穴を開けて、そこから粉瘤を引き抜く方法です。

長所:治療後の傷跡が小さいことです。顔面の粉瘤の場合、まず試されてもよいかと思われますが、部位と大きさによっては紡錘形切除法の方が目立たない場合もあります。

短所:粉瘤の小さな出口を含めてくり抜く必要がありますが、出口が分かりにくい症例もあります。また、小さな穴から袋を引き抜くので、できものの一部が残ってしまっても、医師が気付きにくいことも短所の1つです。粉瘤の袋がすこしでも残ると再発してしまいます。

 

1-2.治療の費用は? 手術給付金はもらえる?

紡錘形切除法、くり抜き切除法で費用は変わりません。できものの大きさ、できている場所によって手術費用は変わります。それ以外にも、手術前の血液検査、超音波エコー、抗生物質や痛み止めの処方の費用が必要となります。いずれも、健康保険扱いです。

手術給付金について

生命保険会社や共済組合などの医療保険に加入されている方は手術給付金が受けられることがあります。本人が手続きしないと給付されませんのでご注意ください。通常は保険会社指定の用紙に医師が記入することになります。加入している生命保険会社、共済組合などがあれば保険会社へ確認して下さい。